神様ぁ～！ ワットも驚く水蒸気の力は侮れないのよ やかんのフタを飛ばすだけじゃないと言ってね！！

　　猫さん達の可愛い日替わり画像【 鯖 サバトラぬこを愛する会 鯖白 】 　　　　　　　　　　　

　　【 ３年前の東日本大震災で被災された皆様には
　　
　　　　　　　心よりお見舞い申し上げます 】

　　私はアロマセラピスト
　　　『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
　　　今日から読んで頂ける方の為にも
　　　　少しずつお話を進めていきますね

　　私のお部屋では生徒さん達と
　　　アロマ医療のお勉強をしているんだけど
　　認定試験のない時は
　　　いつも脱線ばかり

　　雑談と言っても
　　　れっきとしたカウンセリングをしているつもりだけど
　　アロマ医療ではこのカウンセリングも
　　　とっても大事なんですよｲｲﾜｹﾀﾗﾀﾗ

　　今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
　　　本題が途中になってしまっていたから
　　　　続きをお話ししますね

　　《エピソードＮｏ．１４－２７３》
　　【普段は結構おしゃべりでも
　　　お相手の前では超寡黙】

　「先生　大変ですぅ
　　　まいにち言いたくはないんですけどぉ
　　　　じつはきようも大変なんですぅ

　　きのうも名古屋のＯＢさんさん達からのメールで
　　　『御嶽山』が水蒸気噴火して
　　　　　大変なことになってるって
　　　　　　お話ししてたじゃないですかぁ

　　そうしたら　またまた小児病棟担当の
　　　わたし達の仲間のナースが
　　　　ナーステに飛び込んできて
　　　　　小児病棟が『水蒸気噴火』したって
　　　　　　助けを求めてきたんですぅ」

　　まぁ開いた口がふさがらないけど
　　　よく毎日毎日『大変ですぅ』のネタが
　　　　続くわね
　　　　　だったら落ち着いてもう少し分かりやすく
　　　　　　説明してくれないかしら

　　だって小児病棟が『水蒸気噴火？』だけでは
　　　なんだかサッパリ分からないわよ
　　　　まぁいつものことなんで
　　　　　それくらいでは驚かないけどね

　「先生　ことの起こりは
　　　『御嶽山』の噴火からなんですけどぉ
　　　　　『どちて坊や』達がどうして噴火するのって
　　　　　　　聞いてきたんで

　　火山の噴火には『マグマ噴火』と
　　　『水蒸気噴火』があって
　　　　　『御嶽山』は『水蒸気噴火』みたいよって
　　　　　　　ワイドショーで覚えたての知識を
　　　　　　　　披露したみたいなんですよぉ

　　そうしたら意外とアッサリと『どちて坊や』達が
　　　納得したみたいなんで
　　　　仲間のナース達はきょうはヤレヤレって
　　　　　胸をなで下ろしたみたいなんですけどぉ

　　すかさず『どちて坊や』達が
　　　水蒸気ってお湯を沸かすと出てくるヤツでしょ
　　　　でもあんなのがどうして何メートルもある
　　　　　重たい岩をふきとばせるのって
　　　　　　聞き返してきたみたいなんで
　　　　　　　そこで固まっちまったみたいなんですぅ

　　きょうわたし達が病院に出勤する前に
　　　先生に教えていただいて
　　　　仲間のナース達に教えてあげないと
　　　　　大変なことになるんですぅ

　　でぇ　お願いがあるんですけどぉ
　　　『どちて坊や』達の前に
　　　　　まずわたし達に分かるレベルで
　　　　　　説明をおねがいしますぅ」

　　ねぇあなた達　最近すぐそれを言うけど
　　　あなた達は小児病棟の『どちて坊や』達より
　　　　レベルが低いって言う意味なのかしら
　　　　　もぅ呆れてしまうわね

　「先生　わたし達は国家資格を持ったナースですけど
　　　物理化学の分野ではある意味そのようなぁ」

　　じゃあ　あなた達までレベルを落として
　　　お話しするからよぉく聞いてね
　　　　もっと簡単にするために水蒸気を
　　　　　一般の空気としてお話しすれば簡単でしょ

　　まず頭の中でボイル・シャルルの
　　　気体の『状態方程式』とか『モル』の概念とか
　　　　つまり『アボガドロの法則』なんかを
　　　　　思い出しておいてね

　「先生　もう既に限界を超えてますって言うかぁ
　　　『未知との遭遇』ですぅ
　　　　　できたら日本語だけでなんとかぁ・・・」

　　じゃあ　思い切りレベルを落とすわよ
　　　空気の圧力をイメージで説明すればいいから
　　　　お口でスイカの種とかを飛ばすとき
　　　　　一杯空気を吸って瞬間的にプッと息を吐けば
　　　　　　種が遠くまで飛んでいくでしょ

　　その種が大きな岩石だと仮定して
　　　火山のお腹の中に水蒸気を一杯ためて
　　　　一気に吹き出せばかなりの岩石でも
　　　　　飛んでいくと思うわよ

　「先生　それだとイメージだけで
　　　どれくらいの重さのものが飛んでいくか
　　　　分からないんですけどぉ・・・」

　　じゃあ飛んでいくと言えば飛行機でしょ
　　　『どちて坊や』達も興味がある
　　　　　『空母』の蒸気カタパルトで説明すると

　　例えば米国の『エンタープライズ』クラスだと
　　　35トンの戦闘機を100m足らずの距離で
　　　　離陸速度の時速約120ノット
　　　　　つまり時速約220kmくらいに加速出来るわ
　　　　　　これならイメージが分かりやすいでしょ

　「先生　その『蒸気カタパルト』ってのは
　　　映画『トップガン』で見たことありますけどぉ
　　　　だったら蒸気の力で35トンもある岩石を
　　　　　新幹線くらいのスピードで
　　　　　　放り投げることができるって
　　　　　　　言っちまってだいじょうぶですかぁ」

　　テレビの報道では軽自動車くらいの岩石が
　　　飛んできたそうだから
　　　　仮によ1m×1.5m×3m角の水の固まりに換算して
　　　　　それを比重3くらいの
　　　　　　『花こう岩』に換算すると約13.5トンよ
　　　　　　　　これくらいなら水蒸気の力で
　　　　　　　　　十分飛んでいくわよ

　「先生　これってちと屁理屈っぽくないですかぁ
　　　『どちて坊や』達が
　　　　　納得してくれればいいんですけどぉ」

　　アハハハハハッ　もちろん屁理屈よ
　　　でもところどころの数値はあってるはずよ
　　　　だって小学生以下の子供達には
　　　　　正確な数式より仮定の屁理屈がいいのよ

　「先生　ちと引っ掛かったとこがあるんですけどぉ
　　　ひょっとしたらわたし達は小学生以下・・・
　　　　ゲッ　やっぱり・・・」

　　神様ぁ～　ワットも驚く水蒸気の力は侮れないのよ
　　　やかんのフタを飛ばすだけじゃないと言ってね

　　お願いねっ