神様ぁ～！ パジャマは“シャネル”じゃないけれど 心はもう“グラース”に飛んでいると言ってね！！

　　猫さん達の可愛い日替わり画像【 ペルシャ・チンチラ・ヒマラヤン 】 　　　　　　　　　　　

　　【 ３年前の東日本大震災で被災された皆様には
　　
　　　　　　　心よりお見舞い申し上げます 】

　　私はアロマセラピスト
　　　『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
　　　今日から読んで頂ける方の為にも
　　　　少しずつお話を進めていきますね

　　私のお部屋では生徒さん達と
　　　アロマ医療のお勉強をしているんだけど
　　認定試験のない時は
　　　いつも脱線ばかり

　　雑談と言っても
　　　れっきとしたカウンセリングをしているつもりだけど
　　アロマ医療ではこのカウンセリングも
　　　とっても大事なんですよｲｲﾜｹﾀﾗﾀﾗ

　　今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
　　　本題が途中になってしまっていたから
　　　　続きをお話ししますね

　　《エピソードＮｏ．１４－１０９》
　　【普段は結構おしゃべりでも
　　　お相手の前では超寡黙】

　「先生　大変ですぅ
　　　って言うかぁ　きのうの夜サラさんの叔母様達と
　　　　『民宿』の大きなお風呂に入っていたら
　　　　　　南仏の『Grasse（グラース）』まで
　　　　　　一気に飛んでっちまいましたぁ」

　　まぁ　叔母様がお元気になられたことはいいけど
　　　あなた達のお話はサッパリ分からないわ
　　　　キチンと分かるように説明してくれないと
　　　　　酔っぱらいのお話になってしまうわよ

　「先生　きのうの夜からわたし達は
　　　アヤちゃん達とサラさんの叔母様を案内して
　　　　いつもの『民宿』に来てるじゃないですかぁ

　　ホントなら週末は
　　　『福島』のお婆ちゃん達のところで
　　　　　ボランティアをさせて
　　　　　　いただいてるんですけどぉ
　　今週末はちょっと予定を変更して
　　　叔母様達がもう『パリ』へ戻られるんで
　　　　その『送別会』と『懇親会』を兼ねて
　　　　　みなさんが集まってますぅ」

　　そうね　本当は『福島』のお婆ちゃん達は
　　　一足早く昨日の夜こちらに入られて
　　　　私達は今日到着する予定だったけど
　　叔母様がやはり『民宿』でお迎えしないとって
　　　おっしゃったんで
　　　　それならってことで急遽私達も
　　　　　こちらに駆け付けたのよね

　　私達がずいぶんあとから出たんだけど
　　　さすがに『福島』からよりも距離が近いから
　　　　いくらか早く先に到着して
　　　　　お婆ちゃん達のお迎えが出来たのよね
　　　　　　で　それから・・・

　「先生　でぇ　お婆ちゃん達もこの『民宿』は
　　　勝手知ったるなんとかなんでぇ
　　　　それと夕食は途中で済まされていたんで
　　お茶とお菓子の用意をして
　　　みなさんそれぞれにくつろがれてましたぁ

　　でも　ちょっと長い『バス』の旅だったんで
　　　わたし達の仲間がいつもみたいに
　　　　お腰とか脚のケアをさせていただいたら
　　　　　アッと言う間に夢の国だったみたいですぅ

　　それからわたし達は恒例の
　　　とっておきの『ワイン』をいただきながら
　　　　叔母様達とお話ししていたら
　　せっかく『民宿』に来たんだから
　　　大きな『お風呂』がいいわねって
　　　　おっしゃったんですけどぉ
　　　　　きょうはどうかしらって思って
　　　　　　『民宿』のお婆ちゃんに尋ねたら
　　ニコニコされてもちろん準備できてますよって
　　　おっしゃったんで
　　　　叔母様も大喜びでしたぁ

　　でぇ　ここからが本番なんですけどぉ
　　　最初は来月始めの『認定試験』の
　　　　お話しだったんですけどぉ
　　叔母様が来月って言えば
　　　もう『バラ』の季節よねっておっしゃったんで
　　　　アヤちゃん達が『福島』にも
　　　　　たくさん『バラ園』があるけど
　　　　　　見頃は一ヶ月ほど遅くなるかもって
　　　　　　　お話しになったんですぅ

　　そうしたら叔母様が突然
　　　来月の『認定試験』が終わったら
　　　　あなた達『パリ』にいらっしゃいって
　　もちろん『バラ』が大好きな先生とご一緒に
　　　そうしたらまた『ニース』に行って
　　　　今度は『グラース』まで足を伸ばしたらって
　　　　　おっしゃったんですぅ」

　　それでだいたい分かったわ
　　　そうね　地元のアヤちゃん達が言うように
　　『福島』には立派な『バラ園』がたくさんあるわね
　　　　私が知ってるだけでも『白河』でしょ
　　それと『郡山』のほら　『開成山公園』だっけ
　　　あとスッゴクたくさんの『バラ』があったのは
　　　　『双葉町』の『双葉バラ園』よね
　　　　　　まだいくつもあるわよ　懐かしいわ

　「先生　それってみんな行かれたんですかぁ
　　　初めてそのお話しうかがいましたぁ」

　　あらそうだったっけ　実はね
　　　私も旦那様も生まれたお家のお庭に
　　　　『バラ園』とまでは言えないけど
　　　　　　かなりの品種のバラが咲いていたのよ

　　でね　子供のころは見よう見まねで
　　　筆の先に『殺虫剤』を付けて
　　　　『アブラムシ』退治のお手伝いをしてたのよ
　　そのお話しを旦那様にしたら
　　　実はボクも子供のころあの緑色の
　　　　『アブラムシ』と戦っていたんだよって
　　お互いに『アブラムシ』で盛り上がるなんて
　　　あなた達には分からないかも知れないけどね

　　そうか『グラース』のバラだったら
　　　『Rose de mai（五月のバラ）』と言う名前の
　　　　　バラが有名よね
　　あなた達もよく知っているでしょ
　　　『ハムレット』の中で妹の死を悼んで
　　『あぁ五月のバラよ　可愛い妹のオフィーリア』
　　　　ってセリフがあるでしょ

　「先生　あったようなぁ　ないようなぁ・・・
　　　『シェイクスピア』はあんまり・・・

　　でも先生　叔母様が『お風呂』の中で
　　　面白いことをおっしゃったんですよぉ
　　『五月のバラ』ね
　　　　だったら私の『パジャマ』の中に
　　　　　入っているわよって」

　　アハハハハハッ　さすが叔母様ね
　　　本当にお元気になられたみたいでよかったわ

　「先生　エェェェェェッ・・・
　　　すぐにお分かりになったんですかぁ
　　　　わたし達は『お風呂』の中で
　　　　　みんな固まってましたけどぉ・・・」

　　だって有名じゃないの
　　　叔母様の『パジャマ』は『シャネルNo5』なのよ

　「先生　エッ・・・・・・・」

　　神様ぁ～　パジャマは“シャネル”じゃないけれど
　　　心はもう“グラース”に飛んでいると言ってね

　　お願いねっ